自由な働き方を求める若手層と定年後キャリア再構築を目指すシニア層、働き方多様化時代の年代別支援課題

国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：中島一樹、以下「テックビズ」）は、全国の正社員900名を対象に「キャリアの自律性に関する実態調査」を実施いたしました。人的資本経営やリスキリング推進が注目される中、各年代のキャリア自律度や学習意識の実態を明らかにし、企業の人的資本経営に資する人事戦略や個人のキャリア支援策検討に活用することを目的として本調査を実施いたしました。<h3 id="h4f759ca78e">調査サマリ</h3>①半数以上(55.4%)が本業の正社員以外としての働き方への関心あり 　1位は副業・兼業、2位はフリーランスで働き方の自由化ニーズが浮き彫り ②64.4%が「自分でキャリアを構築したい」一方で、 　64.7%が「キャリアアップのために特に何もしていない」 　〜意識と行動の深刻な乖離とその構造的要因〜③20-30代の6割と60代の7割近くが高いキャリア自律意欲 　〜働き方の自由化を求める若手層とセカンドキャリア構築を目指すシニア層〜④給与不満58.3%、今後のキャリアで「高収入」が重視項目1位でも64.7%が行動せず 　〜重視する要素への不満がありながら行動しない構造的矛盾〜<h3 id="hc4f8aa20b9">調査の実施背景</h3>働き方の多様化が進む中、企業では人的資本経営の重要性が高まり、従業員一人ひとりのキャリア自律支援やリスキリング推進が重要な経営課題となっています。テックビズでは「働き方を変えて、世界を変えていく」をミッションに掲げる中、自身でキャリアを切り開きたいと考える人々、さらには独立やフリーランスを希望する人に対して、どのような支援が効果的かを把握することが重要だと考えています。こうした背景から、正社員として働く人のキャリア意識と行動の実態を明らかにし、企業の人事戦略策定や個人のキャリア支援サービス設計に活用できるデータの可視化、そして独立・転職を含む多様な働き方選択への具体的な支援方法の検討を目的として本調査を実施しました。<h3 id="hb2a771a1b9">調査結果</h3>①半数以上(55.4%)が本業の正社員以外の働き方に関心あり 1位は副業・兼業、2位はフリーランスで働き方の自由化ニーズ浮き彫り 「正社員としての働き方以外で、してみたいと思ったことがある働き方をお選びください。（いくつでも）」という質問に対して、半数以上(55.4%)が本業の正社員以外の働き方に関心を示し、1位の副業・兼業(38.3%)、2位のフリーランス(14.8%)への志向が明確になりました。副業への高い関心の背景には、物価高や将来への経済不安から「収入の複線化」によるリスク分散を図りたいニーズと、本業では得られない経験やスキル習得の機会として副業を捉える「自己投資」的な側面があると推測されます。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/950f4b8f20844f1a922957a49dc6819c/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2023%402x%20(4).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>また、52.6%の人がフリーランスになることを「キャリアアップ」と認識している点は、従来の「安定志向」から「成長・自己実現志向」「自由な働き方」への価値観の転換を示唆しています。これはフリーランスという働き方の認知度の高まりを表し、働き方の自由化に対するニーズが広がっていることを示しています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/3c68c5efc1e145e58084eecdcea6597a/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2029%402x%20(4).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>②64.4%が「自分でキャリアを構築したい」一方で、 　64.7%がキャリアアップのために「特に何もしていない」 　〜意識と行動の深刻な乖離とその構造的要因〜 「あなた自身のキャリアに対する考え方について最も近いものをお聞かせください。」という質問に対して、64.4%が「自分で積極的に構築していきたい」「どちらかといえば自分で構築していきたい」と回答。一方で、「キャリアアップのために、過去1年間で行った取り組みはありますか。（いくつでも）」に対して、64.7%が「特に何もしていない」と回答した現実は、単なる個人の意欲不足ではなく、複層的な構造問題を抱えていることを示しています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/a857f76fc945461d9333d06fd6e11a80/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2030%402x%20(4).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>「キャリアアップのための取り組みをすることに対して障壁と感じることは何ですか。」という質問で障壁として1位に上がったのは「時間がない」(25.2%)、2位「何から始めればいいかわからない」（22.1%）という時間や情報・指針不足でしたが、問題はより深層に根ざしています。日本の雇用文化では長らく「会社がキャリアを用意してくれる」という前提があり、個人が「自分でキャリアを開拓する」ことに対する社会的な後押しや成功モデルの可視化も不足しており、挑戦することへの心理的ハードルが高い状況があります。この意識と行動のギャップ解消には、個人への情報提供だけでなく、キャリア自立を促進する社会的風土の醸成が不可欠です。日本企業の人的資本経営やリスキリング意識も高まってきてはいますが、実際の現場ではまだ発展途上の段階だと言えます。③20-30代の6割と60代の7割近くが高いキャリア自律意欲 　〜働き方の自由化を求める若手層とセカンドキャリア構築を目指すシニア層の存在〜今回の調査では、全年代を通じてキャリア意識の特徴的な傾向が見られましたが、特に20-30代の若手層と60代のシニア層において、それぞれ異なる背景から高いキャリア自律意識を示す興味深い結果が得られました。この二つの年代層の特性を詳しく分析することで、現代の多世代におけるキャリア支援の方向性が見えてきます。20-30代：高い意欲と自由な働き方への憧れを持つ支援対象層20代はキャリア構築意欲が「自分で積極的に構築していきたい」「どちらかといえば自分で構築していきたい」合計64.5%で高水準を示し、学習への積極性に関しても「主に個人で学習し、会社はあまり頼らない」「完全に個人の責任で、常に学び続けなければならない」合計53.3%で過半数以上が個人での学習の重要性を実感しています。30代は副業・兼業関心が49.4%で全年代最高値、転職サイト登録19.4%も全年代最高など、実際の行動でも他年代を上回る積極性を発揮しています。また、フリーランス独立への関心も20代・30代ともに18.9%と同率で全年代最高です。「フリーランスとして働いてみたいと思った理由をお聞かせください。」という質問に対して、20代は88.2%、30代は85.3%が「自分のペースで柔軟に働きたい」と回答しました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/8c61df8c8b314bc6b43f61a7281a116c/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2035%402x%20(5).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>両世代に共通するのは「キャリア向上への強い意欲と自由な働き方への憧れ」です。このような意欲的な世代には、具体的な行動指針の提供や段階的なキャリアステップの明確化、そして転職・独立を含む多様な働き方を指し示す具体的支援が効果的と考えられます。60代：経験を活かした自主的キャリア再設計層60代はキャリア構築意欲が「自分で積極的に構築していきたい」「どちらかといえば自分で構築していきたい」合計68.3%で全年代最高値を示しています。近年、定年退職年齢の延長や健康寿命の伸長により、60代でも現役で働き続ける人が増加しており、従来の「定年＝引退」という概念が変化しています。この世代は長年培った専門知識や豊富な人脈を持ちながら、組織に依存しない自由度の高い働き方を模索する傾向があり、豊富な経験を活かしたフリーランス化支援や、専門性を生かせる案件マッチング、そして人生100年時代に対応したセカンドキャリア設計支援が必要になっています。若手とシニアの対比「あなたにとって「成功したキャリア」で最も重要なのは何ですか？最大3つお選びください。」という質問に対して、20代では「チャレンジや成長を続ける」ことが最重視される一方、年齢を重ねるにつれて「やりがいのある仕事をする」重要度が右肩上がりに増加し、60代では59.4%と全年代最高値に達します。対照的に「高い収入を得ること」は若手層で高く、シニア層では大幅に低下します。キャリア初期の経済的安定確保から、経験を積むにつれて内発的動機や社会貢献への意識が高まっていきます。また、「安定した雇用を維持する」が30-40代でピークを迎えるのは、ライフステージ上の責任が最も重い時期の特性を反映しています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/7cfa65836cc4431cb0bbf1318fb1a7d6/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2037%402x%20(4).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>④給与不満58.3%、今後のキャリアで「高収入」が重視項目1位でも64.7%が行動せず 　〜重視する要素への不満がありながら行動しない構造的矛盾〜現在の働き方の不満で最も多いのは「給与・待遇が低い」58.3%である一方、今後のキャリアプランで最重視されるのは「高い収入を得ること」35.1%となっており、収入への不満と重視度の高さが全年代で共通して見られます。また、「仕事内容がつまらない」30.8%の不満がある一方で「やりがいのある仕事をすること」24.3%を重視するなど、重視する要素への不満が高いという現実があります。しかし、この「重視しているものに不満がある」状況にも関わらず、64.7%が「キャリアアップのために特に何もしていない」という矛盾構造が存在しています。これは単なる個人の意欲不足ではなく、「時間がない」25.2%、「何から始めればいいかわからない」22.1%という直接的な障壁に加え、転職によるリスクやスキル不足への不安、さらには「不満を持ちながらも現状に留まることが合理的選択」となってしまう日本の労働市場の構造的問題を示唆しています。行動を起こすコストが現状維持のコストを上回る状況が、この矛盾した行動パターンを生み出していると考えられます。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/cdbfc0630c814279874e1c8bcca70b83/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2036%402x%20(4).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>調査概要 調査期間：2025年9月12日〜9月16日 調査方法：インターネット調査 調査対象：全国の正社員/男女/900人（20代-60代各180人）調査実施：株式会社テックビズ<h3 id="h174016172c">今後の支援の方向性</h3>本調査により、年代によってキャリア意識や行動パターンに大きな違いがあることが明確になりました。特に20-30代の「高い自律意識と実行ギャップ」、60代の「経験活用と新しい働き方への関心」、そして全年代共通の「意識と行動の乖離」という課題が浮き彫りになっています。20-30代は高いキャリア自律意識を持ちながらも具体的な行動に移せないという特徴があり、この世代には段階的なキャリア設計支援と実践的なスキル開発機会の提供が効果的です。副業・兼業への高い関心を活かし、リスクを抑えた形での新しい働き方の体験機会創出が重要となります。一方、60代は経験と専門性を活かした自主的なキャリア再設計を希望しており、フリーランス・独立に向けた具体的な準備支援や、豊富な経験を社会に還元できる機会が求められています。特に、やりがいと社会貢献を重視する価値観に応える支援プログラムが効果的です。注目すべきは、今回の調査では半数超（52.6%）がフリーランスを「キャリアアップ」と認識し、自由度の高い働き方への強い志向が表れており、多様なキャリア選択肢への支援ニーズの高さが伺えることです。全年代共通で見られる「重視する要素への不満が高いにも関わらず行動が限定的」という構造的矛盾の解決には、行動コストの軽減と成功事例の可視化、そして安心してチャレンジできる環境整備が不可欠です。また、フリーランス・独立についても、単に働き方の選択肢を提示するだけでなく、収入安定化支援や事務手続きのサポートなど、具体的な不安解消策の提供が重要であることが明らかになりました。テックビズでは、こうした調査結果を踏まえ、年代別のキャリア特性に応じた支援プログラムの開発と、転職・独立を含む多様な働き方選択肢の提供を通じて、すべての世代が自分らしく働ける環境づくりに貢献してまいります。

正社員900人にキャリアの自律性に関して調査：64.4%が「自分でキャリアを構築したい」一方で64.7%が「キャリアアップのために何もしていない」意識と行動の乖離が浮き彫りに

44.9%が中長期滞在志向、4人に1人が二拠点生活への関心で新たな関係人口創出の可能性が明らかに

国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：中島一樹、以下「テックビズ」）は、全国のフリーランス562名を対象に「フリーランスのリモートワークに関する調査」を実施いたしました。テックビズは「フリーランスがより主体的に働ける場と環境の提供」をミッションに掲げており、働き方の多様化が進む中、フリーランスがより自分らしい環境で働くための実態把握を目的に本調査を実施いたしました。お盆明けのタイミングで実施した本調査により、フリーランスが理想とするリモートワーク環境や地域への関心が明らかになりました。<h2 style="text-align: start" id="hb60cbbee5b">フリーランスのリモートワーク実施状況</h2>フリーランスのリモートワーク実施状況はフルリモートで働く層が33.5%、リモートと出社のハイブリッドが50.5%、完全出社が16%となっており、8割以上のフリーランスが何らかの形でリモートワークを実践していることが分かります。多くのフリーランスがリモートワークを実施している状況下で、フリーランスがどの地域での勤務を希望しているかを調査いたしました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/4b745797b7bc4c00b9562dbb40e0968b/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2041%402x%20(1).png" alt="" width="2435" height="1235"></figure><h2 style="text-align: start" id="hf86c1f1327">調査結果サマリ</h2>①『東京都が51.1%』で圧倒的1位、 2位『北海道(31.3%)』、3位『沖縄(30.6%)』 　〜『涼しさ vs リゾート』両極が上位に〜 ② 約8割（79.5%）が居住地以外の都道府県でのリモートワークに関心、 　 理由は「気分転換」が最多、「故郷回帰」も4位で地方還流に期待 ③44.9%が中長期滞在志向、4人に1人が二拠点生活への関心で、 　新たな関係人口創出の可能性が明らかに ④インターネット環境が53.2%で最大課題、 　自治体や宿泊施設のインフラ環境整備や補助のニーズも明らかに<h2 style="text-align: start" id="hc4f8aa20b9">調査の実施背景</h2>厚生労働省による「労働者」基準の40年ぶりの見直しの進行に伴い、個人事業主やギグワーカーなど多様な働き手の保護強化への期待が高まっています。また、昨年11月に「フリーランス保護新法」（正式名称：特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律）が施行されました。この法律はフリーランスとして安心して働ける環境を整備するための画期的な法整備として注目されています。こうした社会的な動きと並行して、近年、働き方の多様化が進み、フリーランスとして活躍する人が増加していると同時に、フリーランスが働く場所の選択肢も多様化しています。特にお盆明けの時期は、多くの人が夏休みを終えて仕事に戻るタイミングであり、フリーランスにとっても働く場所について改めて考える機会となります。フリーランスの働く場所の選択肢が広がりつつある中、フリーランスが理想とするリモートワーク環境や地域への関心を把握するために本調査を実施しました。<h2 style="text-align: start" id="hedfd37ec01">【調査結果】</h2><h3 style="text-align: start" id="h0063e749de">① 『東京都が51.1%』で圧倒的1位、 2位『北海道(31.3%)』、3位『沖縄(30.6%)』　〜”涼しさ vs リゾート”両極が上位に〜</h3>「現在のリモートワークの有無に関わらず、もしどこでも自由に仕事ができるとしたら、リモートワークをしてみたい都道府県を最大５つまでお選びください」という質問に対し、東京都が51.1%で圧倒的な1位となりました。これは全体の半数以上にあたり、フリーランスにとって東京都が依然として最も魅力的な働く場所として認識されていることが明らかになりました。ビジネス機会やネットワークの豊富さ、インフラの充実度などが要因として考えられます。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/48c0660b7ad94dff8f3775bb87c52bb7/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2023%402x%20(3).png" alt="" width="2435" height="1235"></figure>16位：栃木県 21件（3.7%）/ 16位：石川県 21件（3.7%）/ 16位：鹿児島県 21件（3.7%）/ 19位：新潟県 19件（3.4%）/19位：福島県 19件（3.4%）2位には『北海道が31.3%』、3位には『沖縄県が30.6%』でランクイン。お盆明けという暑い時期の調査であることから、涼しい環境でのリモートワークへの憧れと、南国リゾートでのワーケーションへの関心という、対照的な魅力が共に上位を占める結果となりました。 TOP10は首都圏4都市と地方中核6都市、拠点性重視の傾向が鮮明にTOP10のうち、首都圏（東京・神奈川・千葉・埼玉）が4つを占める一方で、北海道、沖縄、福岡、長野、京都、大阪など地方都市も上位にランクイン。特に注目すべきは、首都圏以外の上位地域に共通する特徴です。北海道（31.3%）、沖縄（30.6%）、福岡（20.8%）、大阪（16.7%）、長野（12.1%）、京都（11.6%）は、いずれもそれぞれの地方における中核都市・拠点性を持つ地域という共通点があります。北海道全体の中心地である札幌、九州の経済中心地である福岡、関西の経済・文化拠点である大阪・京都、中部山岳地域の拠点である長野、そして沖縄県全体の中心地である那覇など、その地域圏のハブ機能を担う都市が選ばれています。◾️Q. 特にリモートワークしてみたい市区町村があれば具体的な場所と理由を教えてください自由回答一例： 　・福岡→九州最大の都市に住んでみたい (20-29歳、男性) 　・大阪→三大都市で仕事してみたい (30-39歳、男性)この結果は、フリーランスが地方でのリモートワークを検討する際に、一定の都市機能やビジネス環境を重視していることを表しており、地方創生において各地域の拠点性の重要性が浮き彫りになりました。<h3 style="text-align: start" id="h546480c1d2">② 約8割のフリーランスが居住地以外の都道府県でのリモートワークに関心、理由は「気分転換」が最多、「故郷回帰」も4位で地方還流に期待</h3>「もしリモートワークでどこでも自由に仕事ができるとしたら、居住地以外の都道府県（以下、「他都道府県」）で仕事をすることに興味がありますか？」という質問に対して、74.2%のフリーランスが「とても関心がある」「やや関心がある」と回答。また、「すでに実施している」の5.3%を含めると約8割(79.5%)のフリーランスが他都道府県でのリモートワークに前向きな姿勢を示しており、その高いニーズが浮き彫りになりました。この結果は、フリーランスの地方流入による地域活性化の可能性を示唆しています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/87758f7af71a4f6ab4f997e92d346c80/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2029%402x%20(3).png" alt="" width="2435" height="1235"></figure>「他都道府県でリモートワークしたい理由は何ですか？」という質問では、「気分転換がしたい」（44.6%）が最多となり、続いて「自然豊かな環境で働きたい」（44.4%）、「都市部の混雑やストレスから離れたい」（39.4%）が上位を占めました。 特に注目すべきは、「実家や生まれ育った土地の近くで働きたい」（28.4%）が4位にランクインしたことです。これは故郷への回帰願望であり、未知の土地への移住と比べて心理的ハードルが低く、より現実的な選択肢として機能することから、フリーランスの地方還流による新たな地域経済の活性化につながる可能性を表しています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/a400f30e0e24463b9eacaf085e82df7b/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2030%402x%20(3).png" alt="" width="2435" height="1235"></figure>他都道府県でのリモートワーク先を選ぶ際に重視する要素として、「インターネット環境の充実」（58.1%）が最多となり、続いて「交通アクセスの良さ」（44.8%）、「食事・グルメの魅力」（44.4%）が上位を占めました。実用的なインフラ環境を重視する一方で、グルメや文化的魅力も重要な選択要因となっています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/59429918e61a47d5a5ff51fcb5a7bee2/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2035%402x%20(4).png" alt="" width="2435" height="1235"></figure><h3 style="text-align: start" id="h61b19892cf">③44.9%が中長期滞在志向、４人に１人が二拠点生活への関心で新たな関係人口創出の可能性が明らかに</h3>理想的な期間については「特に決めていない」（33.3%）が最多となったものの、具体的な期間では「1週間程度」（13.6%）、「数日程度」（12.6%）が上位に入りました。注目すべきは、1週間から半年以上の中長期滞在を希望する層が44.9%に上ることです。これは観光庁の「旅行・観光消費動向調査」による2024年の日本人1人平均の国内観光目的宿泊旅行の宿泊数2.4泊を大幅に上回る期間であり、フリーランスのリモートワークが一般的な観光旅行とは異なる、より深い地域との関わりを生み出す「関係人口」の創出に寄与する可能性を示しています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/94105809bc754d0db4a74ac546361d53/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2036%402x%20(3).png" alt="" width="2435" height="1235"></figure>また、リモートワークをきっかけとした地方移住については、「積極的に検討してみたい」（18.9%）と「少し興味がある」（27.3%）、「二拠点生活に興味がある」（25%）を合わせて71.2%が前向きな姿勢を示しており、フリーランスの地方流入への潜在的なニーズの高さが判明しました。特に注目すべきは、「二拠点生活に興味がある」と回答した層が25%と4人に一人で、完全な地方移住ではなく都市部と地方を行き来する新しいライフスタイルへの関心が高まっていることです。これは、東京などの都市部でのビジネス機会を維持しながら、地方での豊かな生活環境を両立したいというフリーランスの戦略的な働き方志向を表しており、こうした継続的な地域との関わりもまた、新たな「関係人口」の拡大に寄与すると考えられます。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/9196b7e3442a433db0542aa276c46b2e/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2037%402x%20(3).png" alt="" width="2435" height="1235"></figure><h3 style="text-align: start" id="h942aabc496">④インターネット環境が53.2%で最大課題、自治体や宿泊施設のインフラ環境整備や補助のニーズも明らかに</h3>他都道府県でのリモートワーク実現への最大の障害要因として「インターネット環境」（53.2%）が圧倒的多数を占め、次いで「急な招集がかかった時にすぐに対応できない」（33.5%）が続きました。この結果は、物理的なインフラ不足と、クライアントとの緊急時対応への不安という、ハード・ソフト両面の課題を浮き彫りにしています。特に後者は、フリーランス特有の「即応性」への期待と地方でのリモートワークとの間に生じるジレンマを示しており、働き方の柔軟性と責任の両立が重要な課題であることが分かります。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/77b2a080ab684bbeac4459031d120195/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2038%402x%20(2).png" alt="" width="2435" height="1235"></figure>地方でのリモートワーク促進に必要な支援として、「リモートワーク環境整備への補助」（68.6%）と「高速インターネット環境の充実」（48.8%）が上位となり、インフラ整備への公的支援が地方創生の鍵となることが示されました。注目すべきは、「お試し移住体験プログラム」（31.2%）への関心も高いことで、これは地方自治体にとって「いきなりの移住促進」ではなく、「段階的な関係構築」を通じたアプローチの有効性を示唆しています。ハード面の整備と体験機会の提供という二段構えの施策が、持続可能な地方流入を実現する鍵となりそうです。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/9aaca8bbda36459a8c806d693de94420/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2039%402x%20(3).png" alt="" width="2435" height="1235"></figure><h3 style="text-align: start" id="h7568e15c90">調査概要</h3>調査期間：2025年8月18日〜8月21日 調査方法：インターネット調査 調査対象：株式会社テックビズで稼働するフリーランス/男女/562名/20代-60代 調査実施：株式会社テックビズ<h3 style="text-align: start" id="h737eb98b49">総括：フリーランスのリモートワーク志向が示す新たな地域創生の可能性</h3>今回の調査結果は、新しい人材流動の可能性を示唆しています。フリーランスの約8割が居住地以外でのリモートワークに関心を示す背景には、働く場所の選択肢が広がりつつあるフリーランスならではの価値観の変化があります。特に「故郷回帰」が上位にランクインした点は、単なる新天地開拓ではなく、既存の人的ネットワークやアイデンティティを活かした地域との関わり方を求める傾向を表しています。中長期滞在や二拠点生活への高い関心は、従来の「移住促進」とは質的に異なる「関係人口」の創出モデルを提示しています。これは一過性の観光消費ではなく、継続的な地域への経済効果と文化的交流をもたらす可能性があります。フリーランスが持つ専門性や都市部で培ったビジネスネットワークが地方に還流することで、地域経済の多様化や新たなビジネス機会の創出が期待できます。一方で、インターネット環境が最大の課題として挙げられた点は重要な示唆を含んでいます。フリーランスが求めるのは都市部と同等の仕事環境であり、地方自治体にとって、インフラ整備はフリーランスのような関係人口を呼び込む戦略的投資として位置づける必要があります。本調査結果は、フリーランスという新しい人口の動向が、柔軟で持続可能な地域活性化の新たな可能性を示していることを明らかにしました。

フリーランスが選ぶ「リモートワークしたい都道府県ランキングTOP20！」約8割が居住地以外でのリモートワークに関心

ストレスチェックから専門医紹介まで、4段階のサポート体制を構築し、フリーランスの心身の健康を包括的に支援いたします

国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：中島一樹、以下「テックビズ」）は、2025年7月29日(火)より、フリーランス向けメンタルヘルス相談窓口を開設いたします。本サービスは、テックビズが実施した「フリーランスのメンタルヘルスに関する実態調査」※において、フリーランスの58%がメンタル不調を経験し、7割以上のフリーランスが「専門家への相談がしにくい環境」にある実態を受けて開発されました。オンラインストレスチェックから専門医紹介までの4段階サポートにより、フリーランスが安心して働き続けられる環境づくりを目指します。（本サービスの対象者はテックビズに登録し、案件に参画しているフリーランスです。） ◾️サービスLP: <a href="https://techbiz.com/service/freelance-oasis/mentalhealth">https://techbiz.com/service/freelance-oasis/mentalhealth</a>　 ※調査期間：2025年6月2日～6月5日/調査方法：インターネット/調査対象：全国20歳～60歳/扶養に入っていない/フリーランスを本業とする男女500名<h2 style="text-align: start" id="h188423cbc8">サービス開発の背景</h2>近年、働き方の多様化が進み、フリーランスとして活躍する方が増加しています。企業からは即戦力として、また専門性の高い人材として注目されると同時に、厚生労働省による「労働者」基準の40年ぶりの見直しや、昨年11月の「フリーランス保護新法」施行など、フリーランスとして安心して働ける環境の法整備も進んでいます。こうした社会的な動きと並行して、フリーランスが抱える構造的な課題も注目されています。企業に属する会社員と異なり、セーフティネットや福利厚生の恩恵を受けにくく、収入や将来への不安から心身のバランスを崩すケースも少なくありません。今回開設するメンタルヘルス相談窓口は、フリーランスが心身ともに健康に働き続けられる包括的な環境整備の一環として、ストレスチェックから専門医紹介まで段階的なサポート体制を構築いたします。<h2 style="text-align: start" id="h0ad032a50e">7割以上のフリーランスが「専門家への相談がしにくい環境」</h2>テックビズが実施した実態調査では、フリーランスの58%がメンタル不調を経験し、71.2%がカウンセラーに、69.6%が医師に相談しにくいと感じる実態が明らかになりました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/21297f52cd0a436c888e9662a5d33a6f/techbiz_mentalhealth.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><h2 style="text-align: start" id="hb80d0518de">段階的サポート体制でフリーランスの心身の健康を包括支援</h2>この度、開設しましたメンタルヘルス相談窓口は、フリーランスの「相談環境の不足」という構造的課題を解決し、気軽に相談できる安心と安全の場を提供することを目指しています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/e958bbb6c7454464ab8dc2ea5f8e379f/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2060%402x.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>従来のメンタルヘルスサービスが「不調になってからの対応」に重点を置く中、本サービスは「予防」から「専門治療」まで一貫してサポートする点が特徴です。予防面では、利用者がいつでも気軽に受診できるオンラインストレスチェックに加え、年1回の健康診断時にもストレスチェックの案内を組み込むことで、自発的な利用がなくても定期的な心の健康状態の把握を可能にしています。 ＜サービスリンク：<a href="https://techbiz.com/service/freelance-oasis/mentalhealth＞">https://techbiz.com/service/freelance-oasis/mentalhealth＞</a>◾️サービス概要・四つの段階：サポート体制は、第1段階のセルフケア（ストレスチェック）から始まり、第2段階ではキャリアに関する悩みをテックビズのコンサルタントが、第3段階では公認心理師が、そして第4段階では医療が必要な場合に産業医や精神科医への紹介を行う、4つの段階で構成されています。この段階的なアプローチにより、フリーランス一人ひとりの状況や希望に合わせた最適なサポートを提供いたします。本サービスはテックビズに登録し、案件に参画しているフリーランスであれば無料で受けることができます。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/d6cb20c08c9a4dfe83107cbb8f2228e9/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%99%201%20%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92%E3%82%9A%E3%83%BC%2034%402x%20(2).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>◾️４つの段階の詳細1. ストレスチェック（セルフサポート）<ul><li>いつでも気軽に受診可能なオンラインストレスチェック</li><li>年1回の健康診断時でも実施のご案内をし、予防的アプローチを強化</li><li>結果に応じて適切なサポートレベルをご案内。ご自身の判断で2-4段階のいづれかを選択し、サポートを受けることが可能</li></ul>2. キャリア相談（コンサルタントサポート）<ul><li>仕事やキャリアに関する悩みには、豊富な経験を持つテックビズのキャリアコンサルタントが対応</li><li>フリーランス特有の働き方や将来設計についてプロフェッショナルな視点でサポート</li></ul>3. カウンセリング（専門資格者サポート）<ul><li>より深いサポートが必要な場合は、国家資格「公認心理師」を持つカウンセラーが対応</li><li>心理的な課題や精神的な不調について専門的なカウンセリングを提供</li></ul>4. 専門医紹介（医療連携サポート）<ul><li>カウンセリングの結果をもとに、より専門的なケアが必要と判断された場合</li><li>働く人の健康に詳しい医師や精神科医への紹介を行い、医療レベルでの継続的なケアをサポート</li></ul>※本サービスの対象者はテックビズに登録し、案件に参画しているフリーランスです。<h2 style="text-align: start" id="hbb864609ae">テックビズのミッション実現に向けた取り組み</h2>テックビズは「フリーランスがより主体的に働ける場と環境の提供」をミッションとして掲げており、本サービスはその実現に向けた重要な取り組みです。収入の安定化支援、福利厚生サポート、そして今回のメンタルヘルス支援により、フリーランスが心身ともに健康に働き続けられる包括的な環境を整備してまいります。フリーランスという働き方が社会により広く受け入れられ、持続可能な選択肢となるためには、単なるマッチングサービスを超えた、人的資本としてのフリーランスの価値を最大化する総合的なサポートが不可欠です。テックビズは引き続き、フリーランスを「人的資本」と捉え、一人ひとりの専門性と多様な経験を社会全体で共有し、個人と企業双方の成長、ひいては日本経済全体の活性化に貢献してまいります。<h2 style="text-align: start" id="haf9862155f">株式会社テックビズについて</h2>テックビズは「働き方を変え、世界を変えていく」をスローガンに掲げ、国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」を運営しています。近年ではマーケティング、人事、財務経理といったビジネス職のフリーランスと企業をマッチングするサービスにも事業領域を拡大しており、「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」にも2021年より3年連続でランクインしています。専任コンサルタントによるテクニカルスキルとヒューマンスキルの双方からの高品質なマッチングにより、継続稼働率約97%を実現し、フリーランスには長期的で安定した働き方とより主体的に働ける場と環境を提供し、企業には変化の激しい社会における人材不足やDXといった経営課題を解決し持続的な事業成長を支援しています。当社は、人材不足に直面する日本においてフリーランスを重要な「人的資本」として捉え、その価値を社会全体で共有することで企業と個人双方の成長を促進する「人的資本の社会的共有」という新概念を提唱し、日本経済全体の活性化に貢献する新たな働き方の創造を目指しています。

テックビズがフリーランス向けメンタルヘルス相談窓口を開設〜フリーランスの7割が相談できず、6割が不調を抱える実態に対応〜

柔軟性が高い働き方の一方、休日も「収入」や「将来」への不安から「メンタル悪化スパイラル」に陥り、58%が不調を経験するも、相談相手1位が『誰にも相談せず』43%で2位の『友人』26%を大幅に上回る

<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/cd6198b4a330473c93060b6a33a50713/file%20(10).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：中島一樹、以下「テックビズ」）は、全国のフリーランスを本業とする男女500名を対象に「フリーランスのメンタルヘルスに関する実態調査」を実施いたしました。テックビズは「フリーランスがより主体的に働ける場と環境の提供」をミッションに掲げており、多様な働き方が注目され、即戦力として期待される中、フリーランスという就業形態特有の課題に注目しています。夏休みシーズンを迎えるこの時期の調査により、フリーランスにおける「休息」を取ることの課題と、心身の不調に対する適切なサポート体制の必要性が明らかになりました。<h2 id="hf86c1f1327">調査結果サマリ</h2>①フリーランスの58%がメンタル不調を経験原因は「収入の不安定さ」「将来への不安」が最多に② 「休日の概念がなくなった」と6割以上が回答柔軟性が高い働き方の一方、約3人に1人が業務用のデジタルデバイスを休日にも持ち歩く実態～約6割が“ネガティブ感情”を抱える休日、その背景に「収入減への不安」～③メンタル不調時の相談相手1位が『誰にも相談せず』(43%)で2位の『友人』（26%）を大幅に上回る～“孤独”と“相談できない環境”が、メンタル悪化のスパイラルに～<h2 id="hc4f8aa20b9">調査の実施背景</h2>厚生労働省による「労働者」基準の40年ぶりの見直しの進行に伴い、個人事業主やギグワーカーなど多様な働き手の保護強化への期待が高まっています。また、昨年11月に「フリーランス保護新法」（正式名称：特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律）が施行されました。この法律はフリーランスとして安心して働ける環境を整備するための画期的な法整備として注目されています。こうした社会的な動きと並行して、近年、働き方の多様化が進み、フリーランスとして活躍する方が増えています。企業からは即戦力として、また専門性の高い人材として注目される一方で、安定性やセーフティネットの欠如といった構造的な課題に直面し、心身のバランスを崩すケースも少なくありません。特に夏休みシーズンを迎え、世の中が休暇を楽しむムードで盛り上がる一方で、フリーランスにとっては「休み」の概念が曖昧になりがちです。柔軟な働き方ができる反面、収入や将来の不安定さから、休日に対してネガティブな感情を抱くフリーランスもいます。 テックビズは、「フリーランスがより主体的に働ける場と環境の提供」をミッションとして掲げ、フリーランスがより安心して、心身ともに健康に働き続けられるためには適切なサポート体制の整備が重要だと考えています。本調査は、フリーランスが直面する「休息」「働き方の課題」や、それによって生じる心身への影響の実態、そして「相談環境の不足」といった課題に焦点を当て、フリーランスがより健康的に働き続けるための課題を明らかにすることを目的に実施しました。これにより、適切なサポート体制の必要性を明確にし、より安心して働ける環境づくりを進めてまいります。<h2 id="hb2a771a1b9">調査結果</h2>①フリーランスの58%がメンタル不調を経験原因は「収入の不安定さ」「将来への不安」が最多に直近1年でメンタル不調の兆しを感じた人は全体の58.0%にのぼり、その多くが「漠然とした不安感や焦り」（24.0%）、「やる気の低下」（23.8%）といった心理的な不調を訴えています。その背景には、「収入の不安定さ」（53.8%）や「将来への不安」（49.0%）といった、フリーランス特有の構造的な不安要素が見えてきました。働き方の柔軟性や自由度が高い一方で、安定性やセーフティネットの欠如が、心身に影響を与えている実態が浮き彫りになっています。② 夏休みシーズン目前も、「休日の概念がなくなった」と6割以上が回答～柔軟性が高い働き方の一方、約3人に1人が業務用のデジタルデバイスを休日にも持ち歩く実態半数以上が“ネガティブ感情”を抱える休日、その背景に「収入減への不安」～ 夏本番が近づくなかでも、フリーランスにとって「休み」は簡単に得られるものではありません。「フリーランスになってから休日の概念がなくなった」と回答した人は60.4%。理由として「仕事とプライベートの境界が曖昧」（59.6%）が挙げられました。「収入が不安定で働かないと不安」（38.1%）という声も多く、休みそのものよりも、“休むことによる収入減”への不安を感じている人もいます。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/c1d65df636004bbf9605bc0db7f7a301/file%20(11).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>② 夏休みシーズン目前も、「休日の概念がなくなった」と6割以上が回答～柔軟性が高い働き方の一方、約3人に1人が業務用のデジタルデバイスを休日にも持ち歩く実態半数以上が“ネガティブ感情”を抱える休日、その背景に「収入減への不安」～ 夏本番が近づくなかでも、フリーランスにとって「休み」は簡単に得られるものではありません。「フリーランスになってから休日の概念がなくなった」と回答した人は60.4%。理由として「仕事とプライベートの境界が曖昧」（59.6%）が挙げられました。「収入が不安定で働かないと不安」（38.1%）という声も多く、休みそのものよりも、“休むことによる収入減”への不安を感じている人もいます。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/4c7efd89f92241e5ad975f3568b76c47/file%20(13).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>実際に、休日にネガティブな感情を抱く人は57.2%。「仕事の機会や収入を逃す焦り」（27.6%）を感じている人も少なくありません。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/5bbdaa700d654707959adf31e90aab61/file%20(14).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>さらに、約3人に1人（33.6%）が休日にも業務用デジタルデバイスを持ち歩き、その理由として「急な仕事にすぐ対応するため」（51.4%）が多数を占めました。フリーランスにとって休日は“完全にオフ”にすることが難しく、常に仕事を意識せざるを得ないという実情が見えてきました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/3ce59d22ef124737abc89f370578d414/file%20(15).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>③ メンタル不調時の相談相手1位が『誰にも相談せず』(43%)で2位の『友人』（26%）を大幅に上回る ～“孤独”と“相談できない環境”が、メンタル悪化のスパイラルに～フリーランスの3人に1人以上が「仕事中に孤独を感じる」と回答。孤独を感じる瞬間としては、「体調を崩しても代わりがいないとき」（41.5%）、「相談したいことがあっても相手がいないとき」（32.8%）、「今日は誰とも会話していないと気づいたとき」（32.8%）といった、“つながりのなさ”が強調されました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/9074a91c7d674ff99742e94525635bfa/file%20(16).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>注目すべきは、『メンタルヘルスの不調を感じたとき、誰かに相談したことはありますか？』という質問に対して、『誰にも相談しなかった』人が43.4%で1位となり、2位の『友人』（26.2%）を大きく引き離す顕著な結果となった点です。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/a277fc62b932413c895167730e12a2f2/file%20(17).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>また、メンタルヘルスに不調が生じた際に、カウンセラーに相談しにくいと感じる人が71.2%、医師に相談しにくいと感じる人も69.6%に上る点も重要な課題です。約7割のフリーランスが専門的な支援を受けにくい状況にあり、メンタル悪化のスパイラルを加速させている実態が明らかになりました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/fd90a75e5661468cbddd7febb17bcc66/file%20(18).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>＜調査概要＞調査期間：2025年6月2日～6月5日調査方法：インターネット調査調査対象：全国20歳～60歳/扶養に入っていない/フリーランスを本業とする男女500名<h2 id="he8830e1a47">代表取締役 中島一樹からのコメント</h2>今回の調査により、フリーランスの58%が心身の不調を経験し、その多くが「収入の不安定さ」や「将来への不安」を抱えていることが明らかになりました。さらに注目すべきは、不調時に43%が「誰にも相談しなかった」という状況です。働き方が多様化する現代において、フリーランスが即戦力として企業の成長を支える重要な存在となる一方で、適切なサポート環境の不足により、専門性や経験を十分に活かしきれない状況が生まれています。 当社は、「フリーランスがより主体的に働ける場と環境の提供」をミッションとして掲げており、フリーランスがより安心して、心身ともに健康に働き続けられるための環境整備が急務だと考えています。この調査結果を受け、テックビズは単なるマッチングサービスにとどまらず、フリーランスが抱える構造的な課題の解決に向けて取り組んでまいります。収入の安定化支援、相談体制の充実、そしてフリーランス同士のコミュニティ形成など、包括的なサポート体制の構築を通じて、今後もフリーランスがより活躍できる環境づくりを推進してまいります。フリーランス一人ひとりの専門性と多様な経験は、企業の持続的成長と変革の重要な原動力となっています。当社は、こうした人材を「人的資本」として捉え、その価値を社会的に共有することで、個人と企業双方の成長、ひいては日本経済全体の活性化に貢献してまいります。

フリーランスに“夏休み”はない？ 6割が「休日の概念がない」と回答、約3人に1人が休日にも業務で使用するデジタルデバイスを持ち歩いている

国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：中島一樹、以下「テックビズ」）は、人事向け採用クラウド「ONE CAREER CLOUD」を展開する株式会社ワンキャリア（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長 執行役員CEO：宮下 尚之、以下「ワンキャリア」）が主催する大型カンファレンス『採用ウルトラキャンプ』（2025年10月16日(木)、京都市開催）のコミュニティパートナーとして参画します。テックビズは同イベント内で採用担当者向けの体験型ワークショップ「採用&quot;ととのう&quot;〜サウナサイクルに学ぶ採用施策ワークショップ〜」を実施し、参加者と共に効果的な採用施策の立案手法を探求します。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/0a35bd636516482498413827d4256dcf/file%20(9).png" alt="" width="1920" height="1005"></figure><h3 id="h468e837aca">「採用&quot;ととのう&quot;ワークショップ」概要</h3>「採用&quot;ととのう&quot;ワークショップ」は、サウナでの「ととのう」体験を採用施策立案に応用したユニークな体験型ワークショップです。参加者は「熱い議論（サウナ）」で課題を共有し、「冷静な分析（水風呂）」でデータに基づく整理を行い、「自由な発想（外気浴）」で新しい施策アイデアを創出します。各テーブルには熱波師（モデレーター）が配置され、最終的に「採用トトノウプラン」を発表し合うことで、採用担当者同士の交流と知見の相互共有を促進します。<h3 id="ha221a63e52">コミュニティパートナー参画の背景</h3>テックビズは創業以来、「人生を豊かにする新たな働き方の創造」をパーパスに掲げ、フリーランスと企業のマッチングを通じて多様な働き方の実現を支援してまいりました。人口減少社会における人材不足の深刻化や働き方の多様化が進む中、企業の採用戦略においても従来の正社員採用だけでなく、フリーランスを含めた多様な人材活用が重要となっています。本イベントのコンセプト&quot;「採用」を開こう、そして超えよう。&quot;は、フリーランスの有する知識や経験を「人的資本」として扱うと同時に、それらを個社ごとに閉ざしたものとして扱うのではなく、その価値を「社会的に共有」することで企業と個人双方の成長を促進し、日本経済全体の活性化を目指すテックビズの理念と深く共鳴するものです。この「人的資本の社会的共有」という理念を採用領域にも応用し、採用担当者同士の交流と新たな採用手法の探求を通じて、より効果的な人材活用の実現に貢献したいと考え、コミュニティパートナーとしての参画を決定いたしました。<h3 id="hb23e7b1888">採用ウルトラキャンプについて</h3>ワンキャリアが初開催する本イベントは、“「採用」を開こう、そして超えよう。”をコンセプトに、他領域・他企業の知見を織り交ぜて採用を深化することで、新たな気付きを促す機会を提供するイベントです。　人口減少社会に伴う働き手不足や売り手市場化、Z世代の労働に対する価値観の変化などにより、採用の難易度が年々高まる中で、マーケティングやファイナンス、IR、広報、社内文化醸成、育成などの専門家と共に採用の考え方や手法を捉え直し、採用を超えた気付きが見つかるコンテンツを多数用意しています※1。※1：『採用ウルトラキャンプ』詳細に関するプレスリリース（株式会社ワンキャリア） <a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000035321.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000035321.html</a><h3 id="h4ac34ea3e7">イベント概要</h3>名称 ：採用ウルトラキャンプ開催日時 ：2025年10月16日(木)  10時～20時 （予定）　※セッションコンテンツ等終了後、同会場内でアフターパーティーを開催します 　 （20時頃終了予定）会場 ：京都市勧業館 みやこめっせ（京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1）参加対象 ：採用担当者、経営者/CHROなど（約1,000名を想定）主催 ：株式会社ワンキャリア後援 ：京都市参加費 ：無料申込方法 ：下記のWebサイトからお申し込みいただけます Webサイト ：<a href="https://service.onecareercloud.jp/lp/saiyo-ultra-camp-2025" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://service.onecareercloud.jp/lp/saiyo-ultra-camp-2025</a><h3 id="h3f5e2391db">株式会社ワンキャリアについて</h3>ワンキャリアは、「⼈の数だけ、キャリアをつくる。」をミッションに掲げ、個⼈・企業が仕事選びに関するあらゆるデータを利⽤できるプラットフォームとして、大学生向け新卒採用メディア、求職者向け中途採用メディア、人事向け採用DX支援サービスの3つを展開しています。<h3 id="haf9862155f">株式会社テックビズについて</h3>テックビズは、「働き方を変え、世界を変えていく」をスローガンに掲げ、国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、個人と企業のマッチングサービスを提供しています。専任コンサルタントによる、テクニカルスキルとヒューマンスキルの双方からの高品質なマッチングによって、継続稼働率約97%を実現しています。2021年より3年連続「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」にランクインしています。創業以来、「人生を豊かにする新たな働き方の創造」というパーパスのもと、フリーランスにはより主体的に働ける場と環境の提供を、企業には、人材不足やDX化といった変化の激しい社会における、持続的な成長の支援をすることで、人生を豊かにする新たな働き方の創造を目指しています。

テックビズ、ワンキャリア主催「採用ウルトラキャンプ」のコミュニティパートナーに参画

年間を通してフリーランスの働き方をトータルサポート

国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：中島一樹、以下「テックビズ」）は、2024年6月5日(木)より、フリーランス向け※福利厚生サービス「FREELANCE OASIS（フリーランス オアシス）」を開始いたします。本サービスでは、これまで個別に提供していた無料の税務代行・健康診断・報酬の即日払い対応、フリーランスの法人クレジットカード発行サポート、保険加入サポート、お得な提携サービスの利用など、6つのサービスを一つの包括的なプラットフォームとして統合し、年間を通じてトータルサポートを提供いたします。フリーランスの多様なライフステージに応じた支援により、より安心して働ける環境づくりを目指します。※本サービスの対象者は「テックビズに登録して、案件に参画している方」となります。＜サービスページ：<a href="https://techbiz.com/service/freelance-oasis" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://techbiz.com/service/freelance-oasis</a>＞<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/0744354b7a8c459ab1e6878eb0fa4914/file%20(3).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><h2 id="h5cbc138910">背景：フリーランスの63.1%が福利厚生の不足を実感</h2>厚生労働省による「労働者」基準の40年ぶりの見直しの進行に伴い、個人事業主やギグワーカーなど多様な働き手の保護強化への期待が高まっています。また、昨年11月に「フリーランス保護新法」（正式名称：特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律）が施行されました。この法律はフリーランスとして安心して働ける環境を整備するための画期的な法整備として注目されています。こうした法整備が進む中、就業形態による待遇の差についても焦点が当たっています。「福利厚生」とは、基本的な給与や賞与などを除いた「企業から従業員に提供される非金銭的な報酬やサービス」を指します。福利厚生は、健康保険や厚生年金、労働保険などの「法定福利厚生」と、有給休暇制度、育児・介護支援、住宅補助など多岐にわたる「法定外福利厚生」に大別されます。企業では人材確保や従業員の満足度・生産性向上のために、これらの福利厚生を充実させる傾向にあります。一方、フリーランスは自由な働き方や専門性の追求を選択できる特徴がありますが、企業に属する就業者と異なり、福利厚生制度の恩恵を受けられないことが多く、自分自身で手配・費用負担する必要があります。テックビズが実施した調査では、フリーランスの58.0%が福利厚生の不足を感じており、特に健康管理、税務処理、資金繰りなどの分野での支援ニーズが高いことが明らかになりました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/c86386e5170d4763b9c1004b89351847/file%20(4).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/8e62c7cff65a426c871103f9741858fb/file%20(5).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>また、同調査によると、フリーランスの58.9%が、福利厚生面での安心が得られれば、パフォーマンスが向上すると考えています。これは福利厚生の不足が単なる待遇の問題を超えて仕事の質や生産性にも影響を与えている可能性を示唆しており、本サービスの重要性を裏付けています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/cf68e0baa8394cd0ac860610ab8391b0/file%20(6).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>テックビズは創業以来、フリーランスに寄り添う姿勢を大切にし、充実した福利厚生の提供に力を入れてきました。このような背景を受け、テックビズはより包括的な支援体制を構築することで、フリーランスが真に安心して働ける環境づくりに取り組んでいます。<h2 id="h11784c2236">「FREELANCE OASIS」サービス概要</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/11e0abe279c14561a6d0374866d23325/file%20(7).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>テックビズは2024年6月5日(木)より、フリーランス向け※福利厚生サービス「FREELANCE OASIS（フリーランス オアシス）」を開始いたします。＜サービスページ：<a href="https://techbiz.com/service/freelance-oasis" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://techbiz.com/service/freelance-oasis</a>＞ 「砂漠を彷徨うフリーランスたちにオアシスのように潤いを与え、最高の旅路になるように」をコンセプトに、これまで個別に提供していた無料の税務代行・健康診断・報酬の即日払い対応、フリーランスの法人クレジットカード発行サポート、保険加入サポート、お得な提携サービスの利用など、6つのサービスを一つの包括的なプラットフォームとして統合し、年間を通じてトータルサポートを提供いたします。　※本サービスの対象者は「テックビズに登録して、案件に参画している方」となります。春は新生活サポート（キャリア相談・各種保険）、夏は健康管理サポート（健康診断・がん検診）、秋は資金サポート（即日払い・クレジットカード）、冬は業務効率化サポート（確定申告・記帳代行）として、フリーランスの多様なライフステージに対応した年間を通じてのトータルサポートを実現いたします。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/170aaec6e2c44a4480d25785f1f584af/file%20(8).png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>※季節表示はサポートの一例です<h2 id="hacd3cc94d4">各サービスの詳細</h2>1. 税務代行実質無料で記帳・確定申告の代行を提供。業務以外の事務作業時間を大幅に削減し、本業への集中を支援します。2. 即日払い対応緊急で報酬を先に受け取りたい場合に対応。通常より早めに報酬を受け取ることが可能です。3. 無料健康診断「いつまでも健康に、稼働を継続いただくために」をコンセプトに、稼働継続が困難になる前の事前対策として、稼働中のフリーランスを対象に無料で健康診断を実施します。4. クレジットカード発行サポートフリーランス向けの法人カード発行をサポート。審査を経て、フリーランスの活動に必要な機能や便利な機能を搭載したクレジットカードを提供します。5. 保険加入サポート情報漏えいや納品物の瑕疵、著作権侵害、偶然な事故による納期遅延などを原因とするクリエイティブ業務特有の業務過誤の賠償責任を補償する保険への加入をサポートします。6. お得な提携サービス利用コワーキングスペースやレンタルWiFi、書籍購入など、テックビズが提携している各種サービスをお得に利用できます。<h2 id="hfdfc740cd0">今後の展開</h2>利厚生の充実を図ってまいります。今後は、オンライン健康相談サービスやフリーランス向け健康保険プランの開発など、さらなるサービス拡充を検討しています。フリーランスに寄り添う姿勢を大切にし、充実した福利厚生の提供を通じて、テックビズは引き続きフリーランスが安心して働ける環境づくりに努めてまいります。「人材」から「人的資本」への意識変革を促進し、複業やフリーランスを含む「人的資本の社会的共有」を実現することで、雇用形態に囚われず、自分の価値の共有が誰かの幸せにつながることを誇れる社会、共に成長できる社会の実現に向けて、テックビズは邁進してまいります。

テックビズがフリーランスの福利厚生を包括的にサポートするサービス「FREELANCE OASIS」を開始

「実行力×機動性」のある組織を実現。GW明けの人材流出対策にも

国内最大級のITフリーランス向けエージェント「<a href="https://freelance.techbiz.com/client/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">TECHBIZ</a>」をはじめとした、個人と企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：中島一樹、以下「テックビズ」）は、2025年5月8日より、プロ人事チームが企業の採用業務を加速する、新たなRPOサービス(※)「HRBIZ 採用代行+（プラス）」の提供を開始いたします。企業の採用課題に適したプロ人事チームを編成し、採用戦略から応募者対応まで包括的な支援を行います。プロ人事の特性を最大限に活かし、「最短即日対応」「高品質」、さらに初期費用不要で契約期間・業務範囲・支援体制がカスタマイズ可能な『専門性と柔軟性の高い採用支援』により、企業成長に必要不可欠な柔軟かつ戦略的な人事組織形成を支援いたします。※Recruitment Process Outsourcingの略 ＝採用代行<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/73a1b0218101478392070982ee701479/file.png" alt="" width="2401" height="1351"></figure><h2 id="h7e23bcb487">提供背景</h2>昨今、人材不足が深刻化し、人材の流出対策や獲得を課題とする企業が多くなっています。こうした中、人事部門においては、年間の人員計画に対する予想外の離職や事業拡大に伴う追加採用など、変動的な採用ニーズへの柔軟な対応が求められ、RPOサービスをはじめとした人事業務のアウトソーシングが進んでいます。しかしながら、従来のRPOサービスは固定月額・固定の支援体制・固定業務で成り立つプランが多く、変動的な企業課題への対応が容易とは言えません。そこで、これまで大手からスタートアップまで2600社以上の企業とプロ人材のマッチングを支援し、フリーランス人事向けエージェントサービス「HRBIZ」を通して、500名超のプロ人事と企業の課題解決に向き合ってきたテックビズ(※)は、社外人材を活用した柔軟な体制構築に関する知見を用い、企業の状態に即し迅速に体制や業務内容を組み替えることのできる柔軟性の高いRPOサービスの提供を開始いたします。※テックビズが提供する全サービスの実績含む<h2 id="he6e24a6ba3">サービス概要：「HRBIZ 採用代行+」とは</h2><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/349d86483f6c47acbe2de1033d331ca6/file%20(1).png" alt="" width="2401" height="1351"></figure>＜特徴＞1.企業ごとに最適化された専任チームの編成で多様なニーズに対応契約期間は最短一か月からとなっており、チームの人数もメンバーもご相談可能。業務範囲もお選びいただけます。（参考：下部の表）企業ニーズの変化に合わせて契約期間中の変更もご相談いただけます。2.即効力抜群！初期費用ゼロ・最短当日支援開始初期費用不要で、最短即日のチーム編成・提案が可能。必要なタイミングで最適な人材を柔軟にアサインする体制により、待機時間ゼロで質の高い採用支援を開始いたします。3.高スキル人材による“顔の見える”チーム体制審査制の500名超の経験豊富なプロ人事プールから、企業に適したオリジナルチームを編成。単なる業務委託ではなく、本質的な採用伴走が可能です。プロ人事の専門性の高いスキルにふさわしい報酬を前提としつつ、採用課題に対する即効性の高いソリューションを、効率的なコスト設計でご提供します。♦︎詳細はこちら：<a href="https://hr.techbiz.com/rpo/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">https://hr.techbiz.com/rpo/</a><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/d726d61d58734ab99a87be86dd14110f/file%20(2).png" alt="" width="2401" height="1351"></figure><h2 id="h9a28d1fcd9">HRBIZ責任者　藤村 大輔 より</h2>ゴールデンウィーク明けにメンタルの不調を起こしやすいことを&quot;五月病&quot;とも呼ばれるように、5月は新年度の環境変化による心身の疲労が離職につながりやすく、一年の中でも離職が多い時期の一つです。近年は予兆なく突然辞める「サイレント退職」も増加しており、人事部門は変動する業務量に柔軟な対応が求められています。長期的観点では、私たちは環境変化が激しい現代において、企業がフリーランスと協働し、柔軟に組織形成をすることで、迅速な対応と持続的な成長を実現できると考えています。本サービスは、企業にとって「必要な時に専門人材を確保できる」競争力と安心感を、フリーランスには「チームで働ける安心感と多様な経験」を提供します。これは短期的な人材確保策ではなく、変化の時代に適応する新しい組織の在り方です。テックビズは全てのプロ人事との対話から得た知見を元に、新たな人事戦略の実現を目指します。

成長企業の採用課題を解決 - プロ人事チームによって優秀人材の採用を加速「HRBIZ 採用代行+」の提供を開始

経験年数によって生じる「不安の山」キャリアステージに応じた支援策の必要性を示唆

国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：中島一樹、以下「テックビズ」）は、全国のフリーランスを本業とする男女600名を対象に「フリーランスと福利厚生に関する実態調査」を実施いたしました。フリーランスは増加傾向にある一方で、健康管理や将来の経済的不安など、企業に属する就業者と異なり、「福利厚生」面での課題を抱えていることが示されています。本調査結果に基づき、フリーランスが抱える課題を明確化し、安心して働ける環境開発を進めることを目的としています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/34ed2dace7f24ebaaee63b8010745f2e/main.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><h2 id="h005c2f1696">調査の背景</h2>厚生労働省による「労働者」基準の40年ぶりの見直しの進行に伴い、個人事業主やギグワーカーなど多様な働き手の保護強化への期待が高まっています。また、昨年11月に「フリーランス保護新法」（正式名称：特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律）が施行されました。この法律はフリーランスとして安心して働ける環境を整備するための画期的な法整備として注目されています。こうした法整備が進む中、就業形態による待遇の差についても焦点が当たっています。「福利厚生」とは、基本的な給与や賞与などを除いた「企業から従業員に提供される非金銭的な報酬やサービス」を指します。福利厚生は、健康保険や厚生年金、労働保険などの「法定福利厚生」と、有給休暇制度、育児・介護支援、住宅補助など多岐にわたる「法定外福利厚生」に大別されます。企業では人材確保や従業員の満足度・生産性向上のために、これらの福利厚生を充実させる傾向にあります。一方、フリーランスは自由な働き方や専門性の追求を選択できる特徴がありますが、企業に属する就業者と異なり、福利厚生制度の恩恵を受けられないことが多く、自分自身で手配・費用負担する必要があります。例えば、企業では労働安全衛生法により年に1回以上の健康診断実施が義務付けられていますが、フリーランスにはそのような制度的な保護がなく、健康管理も自己責任となります。フリーランスが抱える福利厚生の課題や不安を具体的に把握し、より効果的な支援策を検討するために本調査を実施しました。＜調査概要＞ 調査期間：2025年4月30日〜5月2日 調査方法：インターネット調査 調査対象：全国20歳〜70歳/フリーランスを本業とする男女600名<h2 id="h302a74f55d">調査ハイライト</h2><h2 id="h9140cd0d5b">フリーランスの福利厚生の不足に対する不安</h2><h3 id="hb38adf1396">▶︎58.0%が福利厚生の不足に不安を抱えている</h3>「フリーランスとして、福利厚生がないことまたは活用できていないことに不安を感じたことはありますか？」という質問に対して、58.0%（「とてもある」26.8%、「少しある」31.2%）が不安を感じていると回答しました。これは過半数を超える割合であり、フリーランスの福利厚生問題が広く共有された課題であることを示しています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/23efd0d0c2aa4f8c9e33b3ecfbf9c910/sub1.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><h3 id="h268f67a353">▶︎「不安の山」が経験4～6年の中堅フリーランスにピーク</h3>特に注目すべきは経験年数による「不安の山」の存在です。福利厚生への強い不安（「とてもある」と「少しある」の合計）は、1年未満（40%）、1～3年（57.4%）、4～6年（65.8%）、7～10年（58.6%）、11年以上（55.1%）と、経験4～6年でピークを迎えています。1～3年目は仕事獲得など目の前のフリーランスになるための課題に向き合う時期に対し、4～6年目はフリーランスとしての活動基盤が固まりつつある一方で、長期的なキャリア展望や家族形成などを考えることによって福利厚生の重要性への認識が高まると考えられます。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/e474762c7a8444b7b113f601f1676c08/sub2.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure>また、年代別に見ると、30代（68.9%）と40代（64.2%）で不安を感じる割合が最も高く、20代（61.1%）、50代（49.7%）、60代以上（45.0%）と年齢が上がるにつれて不安は徐々に低下する傾向が見られます。特に30代と40代の不安が突出していることから、キャリアの発展期と家族形成・維持期が重なるこれらの年代で福利厚生ニーズが最も高まることがわかります。<h2 id="h1b06a2afce">不安を抱えながらも、十分対策取れないフリーランスの実態</h2><h3 id="h09f4c66982">▶︎「老後」「保険負担」「病気・ケガ」将来の経済的安定への不安が最優先課題</h3>「フリーランスに福利厚生がないことで、不安に感じるのはどの側面ですか？」という質問に対して、特に不安に感じる側面として、「国民年金だけでは老後が不安」（57.9%）が最も多く、次いで「健康保険料などの保険料負担」（48.5%）、「病気・ケガ時の所得保障がない」（47.5%）、「失業保障がない」（41.6%）と続いています。 これらの結果は、フリーランスが将来の経済的安定や不測の事態に対する備えについて強い不安を抱えていることを示しています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/139c600af2a34fa182fbcb1d6c794106/sub3.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><h3 id="h86515551f1">▶︎​​3人に1人のフリーランスが病気・ケガ時の経済的備えがない</h3>「病気やケガで1ヶ月働けなくなった場合、経済的な備えはありますか？」という質問に対し、「あまりない」が21.5%、「全くない」が13.0%と、合計34.5%のフリーランスが経済的備えに不安を抱えていることが明らかになりました。特に「全くない」と回答した13%は、病気やケガにより働けなくなった場合に、即座に経済的危機に陥るリスクを抱えています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/dc98fa2fba71473f80327ccedbcb0a54/sub4.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><h2 id="h3a441e4d02">「健診放置フリーランス」の実態</h2><h3 id="ha6bf92645c">▶︎ フリーランスの約6割が毎年の健康診断を受けていない</h3>「過去2年間で健康診断を受診しましたか？」という質問に対し、「2年間、毎年受診している」と回答したのは42.2%に留まり、残りの57.8%は毎年の定期健診を受けていない状況です。この57.8%の内訳を見ると、「2年間、一度も受診していない」が40.2%と最も多く、2年以上まったく健診を受けていない層が4割を超えていることで、健康リスクの早期発見・早期対応の機会を逃している可能性があります。時間的・経済的制約から健康管理が後回しになりやすいフリーランスの働き方において、健康診断へのアクセスを改善する支援策の必要性が強く示唆されています。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/9d90f6f79f2a43d1a24ffb80e6f705a3/sub5.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><h3 id="h840513bdca">▶︎61.7%が「健診放置フリーランス」を自覚</h3>「あなたは「健診放置フリーランス」（健康診断を受けることを先延ばしにしている状態）だと感じることはありますか？」という質問に対して、調査対象者の61.7%（「強く感じる」29.7%、「やや感じる」32.0%）が自覚していることがわかりました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/1c1afb7c82d147dd9357ff779238141d/sub6.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><h3 id="hd85fd8eabd">▶︎ 経験4～6年の中堅フリーランス、約7割が健康診断未受診</h3>フリーランスとしての経験4～6年の層で定期健診受診率が31.6%と最も低く、他の層（1～3年：42.6%、7～10年：32.8%、11年以上：50.3%）と比較して健康管理の優先度が下がっています。この時期はフリーランスとして仕事が軌道に乗り始め最も繁忙になる時期と重なることが多く、健康管理の空白期が生じていることが明らかになりました。<figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/ca675b610d86485a9fc9e90ab5efc3a7/85fce2ad94db44038ddfd0e8a039ec83/sub7.png" alt="" width="2401" height="1201"></figure><h2 id="h908b1badaa">総括：「中堅フリーランスの壁」経験4～6年のフリーランスが直面する複合課題</h2>これらの調査結果は、フリーランスの増加傾向にある一方で、健康管理や将来の経済的不安など、福利厚生面での課題が依然として大きいことを示しています。経験年数や年代によって生じる「不安の山」の存在は、ライフステージの変化に伴うニーズの多様性を示しており、画一的ではなく、キャリアステージに応じた支援策の必要性を示唆しています。今回の調査で最も注目すべき発見の一つが、経験4～6年のフリーランス中間層が直面する「中堅フリーランスの壁」です。この層は福利厚生に関する様々な指標で最も課題に直面し、最大の「認識と行動のギャップ」を抱えることが明らかになりました。具体的には、福利厚生の不足に対する不安が最も高い（65.8%）にもかかわらず、実際の健康診断受診率は比較的低く（31.6%）、約7割が定期健診を受けていないという状況です。この「認識と行動のギャップ」は他の経験年数層と比較して顕著であり、フリーランスは健康管理の必要性を認識しながらも、実際の行動に移すことに課題を感じている実態が浮き彫りになっています。フリーランスが安心して働ける環境を整備するためには、健康診断の受診促進や経済的保障の充実など、フリーランス向けの福利厚生サポートが重要であることが明らかになりました。<h3 id="h48ba65c626">フリーランスの福利厚生課題を解決する「FREELANCE OASIS」を近日リリース予定</h3>株式会社テックビズは、本調査結果を踏まえ、フリーランス向け福利厚生サービス「FREELANCE OASIS」を近日リリースする予定です。このサービスは、健康管理や経済的保障の課題を包括的に解決し、特に「中堅フリーランスの壁」に直面する層のニーズに応える形で、健康診断サービス、所得補償保険、年金・資産形成サポートなどを一元的に提供します。砂漠を彷徨うフリーランスたちにオアシスのように潤いを与え、より仕事にフォーカスできる環境の構築を目指します。<h2 id="haf9862155f">株式会社テックビズについて</h2>テックビズは、「働き方を変え、世界を変えていく」をスローガンに掲げ、国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、個人と企業のマッチングサービスを提供しています。専任コンサルタントによる、テクニカルスキルとヒューマンスキルの双方からの高品質なマッチングによって、継続稼働率約97%を実現しています。2021年より3年連続「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」にランクインしています。創業以来、「人生を豊かにする新たな働き方の創造」というパーパスのもと、フリーランスにはより主体的に働ける場と環境の提供を、企業には、人材不足やDX化といった変化の激しい社会における、持続的な成長の支援をすることで、人生を豊かにする新たな働き方の創造を目指しています。

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